Android端末を買い増した
電子書籍を読むのに普段使いは、BOOX C67MLだったのですが、段々とKindle for AndroidやBook Walkerが重たくなり使いづらくなってきた為、3月に快適操作と画面サイズの向上を求めてHuawei製dtab d-01Gを購入。LTE通信ができて読んだ箇所を端末間でリアルタイムに共有できるのもあり良かったのですが、ちょっと重くて大きすぎる感じが強く若干のCPUのもっさり感にも不満が。。。
230g程度で軽い端末が欲しい
そこでBOOX C67MLより細くて薄く、新書サイズぐらいの大きさなのに7インチの大画面を搭載したSHARP SH-06Fの白ロムを購入。
docomoブランドの製品なので、まぁ色んなdocomoアプリが鬼の様に入っていて使いにくかった為、adbコマンドで不要なアプリを無効化してみました。
最初の準備
Windows環境でのadb環境については、いろいろなサイトに構築方法が掲載されてますので、そちらを参考にしてください。
私はOS X環境での構築方法について簡単に解説。
OS X環境ではHomebrewを使ってインストールします。
TerminalでHomebrewを使える様にしてください。
使える様にしたら
$ brew install android-platform-tools$ brew cask install android-sdk
と入力することで、adbがインストールされます。※
※ 2017/09/07 インストール方法が変わってたので修正しました。
正常にインストールされているか確認する場合は、Terminal上で
$ adb
と入力してください。
エラーがでなければ準備完了です。
次にAndroid端末側の準備です。
「開発者オプション」を表示してUSBデバッグを有効にします。
Android端末で[設定]-[端末情報]を表示し、「ビルド番号」を連続でタップします。
すると「デベロッパーになるまであと*ステップです。」とトーストが表示されるので0になるまでタップします。
「これでデベロッパーになりました!」とトーストが表示されると、[設定]-[開発者オプション]が表示されUSBデバッグを有効にできる様になりましたので、有効にしてください。
アプリの無効化
キャリアアプリの一部は無効化できないのですが、それでもリソースを無駄に消費している邪魔なアプリをある程度無効化できるので実際にやっていきます。
システム領域のアプリ一覧を取得
USBでAndroid端末をMacに接続し、Terminalを起動します。
- 下記コマンドを入力します。
$ adb shell
- 下記の表示になりましたら、adb shellが起動しています。
shell@SH-06F:/ $
※ @SH-06Fには接続したAndroid端末名が表示されます。
- システム領域のアプリ一覧を取得し、SDカード領域に保存します。
shell@SH-06F:/ $ cd /sdcard shell@SH-06F:/sdcard $ pm list packages -s > applist.txt
- SDカード領域に保存されたapplist.txtをMacのデスクトップへ移します。
shell@SH-06F:/sdcard $ exit $ cd ~/Desktop/ $ adb pull /sdcard/applist.txt
先ほど取得したアプリ一覧から無効化するアプリを抽出する
先ほど取得したapplist.txtをLibreofficeのCalc機能で開きます。
ドコモ系アプリを例にしますが、docomoやdcmなどの文字が含まれるパッケージ名を検索して、別のシートにコピーしていきます。ソートした方が個人的には作業しやすかったので、上手くアプリを活用してください。
次に「package:」を「adb shell pm block 」に置換機能で書き換えます。
書き換えたらテキストエディタを使用し新しいファイルに貼付。
「disableapp.sh」にしデスクトップに保存します。
アプリ無効化を実行
- 実行権限を与えます
さきほど保存した「disableapp.sh」は、そのままでは実行できないので、Terminalで$ cd ~/Desktop/ $ chmod ug+x disableapp.sh
とし実行権限を与えます。
- シェルスクリプトを実行します
$ ./disableapp.sh
すると次々とアプリケーションが無効化されていきます。
テザリング機能の有効化
docomo端末は、そのままだとMVNO SIMでテザリングできないので、こちらもadb shellで使える様にします。
adb shell settings put global tether_dun_apn IIJmiot,iijmio.jp,,,mio@iij,iij,,,,,440,10,3,*
IIJmio用として設定していますが、簡単に説明すると
- APN名:IIJmiot(他の情報を参考に、最後に「t」を追加しています)
- APN:iijmio.jp
- ユーザー名:mio@iij
- パスワード:iij
と言う内容です。他のMVNOに合わせて書き換えたら行けそうですね。
最後に
Mac向けの解説をしている情報がなかなか見つけれなかったので、簡単にサクッとまとめて記載しました。多少間違っている事も記載しているかもですが、ご容赦ください。