VAIO Type P 三度目の復活
VAIO Type P(VGN-P90NS)に実験的にWindows 8.1を入れてましたが、やはりCPU的にも無理がありますね。
そんな訳で久しぶりにOSから刷新することにしましたよ。
OSの候補はLinux
LinuxをVAIO Type Pで動作させるのは、ドライバも出そろい比較的容易になったと思います。
そんな中で候補は、以下の3つ
- Lubuntu Standard PC 32-bit version
- Linux Mint 17.1 Mate No codecs 32-bit
- Ubuntu MATE 14.04.1 32-bit
選択の基準は、どれも軽量なデスクトップマネージャを採用していることでした。
ISOファイルをUSBメモリに組み込みインストールする
細かいインストール方法は省略しますが、UNetbootinを使用してダウンロードしたISOファイルをUSBメモリに組み込み、VAIO Type Pに挿してUSBメモリからブート。
ブート後、内蔵ストレージにインストールですよ。
Linux Mintを試してみた
Lubuntuは前に入れたことがあるので、Linux Mintを試してみました。
インストールしてブートするまでは非常に簡単で、日本語環境がありませんから、Linux Mint Japanに記載されている通り日本語環境を追加して使用してみました。
GNOME 2の派生と言われるMATEのデスクトップは、VAIO Type Pの様なAtom Zシリーズを搭載したような性能の低いマシンでも、Windows 7や8.1と比較しても軽く動作してくれます。
これで決まりかな?と思って暫く使用、マウスを接続しようとBluetoothを有効に設定しようとしましたが、Bluetoothマネージャーが組み込まれてなかった為、組み込んでみました。
しかし、なぜか上手く動きません。
原因追及しているほど時間も無い為、サクッと諦めてUbuntu MATEを試すことにしましたよ。
Ubuntu MATEを試す
こちらもインストールまで非常に簡単でこちらはインストール直後から日本語が利用できましたよ。
デスクトップは名称通りMATEが採用されており、Linux Mintと同じ軽量感。
インストールしただけで、Bluetoothマネージャーも組み込まれており、Bluetoothマウスも無事接続完了。
やっぱりトラックポイントは最初使えない
トラックポイントについては、前回のエントリーも記載した通り初期状態では効かなかったので、こちらを参考にさせていただきました。
OS側が変更され、geditは初期状態ではインストールされていませんので、plumaをつかっています。
設定ファイルを開くコマンドは、
sudo pluma /usr/share/X11/xorg.conf.d/20-thinkpad.conf
で開き、下記内容を入力。
Section "InputClass" Identifier "Trackpoint Wheel Emulation" MatchProduct "PS/2 Generic Mouse" MatchDevicePath "/dev/input/event*" Option "EmulateWheel" "true" Option "EmulateWheelButton" "2" Option "Emulate3Buttons" "true" Option "XAxisMapping" "6 7" Option "YAxisMapping" "4 5" Option "ZAxisMapping" "4 5" EndSection
保存後、デスクトップマネージャを再起動すれば使用可能に。

スクロールが気持ち悪い
Macを長年使っていると、マウスやトラックポイント等のスクロールが気持ち悪いと思うんですよね。
そんな訳でスクロールの方向を変えちゃいますよ。
これもググると簡単に答えがでてくるので、便利な世の中ですね。
私が実際に行ったのは、
xmodmap -e "pointer = 1 2 3 5 4 6 7 8 9 10"
を、自動起動するプログラムにコマンドラインとして追加しただけです。
逆にUbuntu Tweakは試していません。
ひとまず簡単な作業向け
CPUの性能から、重たい処理は向いていないので、ネットしたり簡単なテキスト打ちしたりする程度は十分にこなせると思います。
しかし、画面の縦横比が変則的だった機種なので、グラフィック周りで苦労したのに、今では随分簡単になったなぁと。
